9月29日(日):城内坂ウルトラマラソン

スタート前の風景
民宿からスタート地点までは約1.5km。歩いて行くつもりでしたが、同宿の車で来ていた人が乗せていってくれました。全くの無風で頭上には三日月が光っています。急いで受付を済ませ、身支度してスタート地点に並びました。午前3時ですから、ヘッドライトと尾灯をつけて走ります。公民館前をスタートし、反時計回りに一周約10kmの道をぐるぐる廻ります。私は50kmの部。この大会は益子走友会のみなさんや地元ボランティアの人々が主催する手作りの大会で、日本一のエイドを目指して厚いおもてなしがあります。主宰の陶工大塚さんが焼き上げた特製皿が参加賞です。毎年すばらしい益子焼きを手に入れられるだけでも参加する甲斐があります。
スタート前の説明をする主宰の大塚さん
スタートの合図はピストルのパーンでもホイッスルでもなく、大塚さんの「はい、行ってらっしゃい!」でした。このコースは最初の2kmがほぼ平坦ですが、次の2kmがひたすら上り。峠の給水所を過ぎたら今度はひたすら2km下り。下りきったら1kmは平坦な道を走りますが、7km地点から700mはまた上り。峠に第二給水所があってそこから1.3kmを下って残り1kmの緩やかな坂を上ってスタート地点に戻る、という設定です。坂が急勾配なので、全部走れるのは相当な猛者です。私は割り切って上りを全部歩くことにしました。
最初はヘッドライトだけが頼りでしたが、二周目の途中から夜が明け始め、三周目には朝日が差し込んできました。起点から1kmほどの道沿いには小川が流れ、チョロチョロというせせらぎの音が聞こえます。田園風景の間を縫って山道にはいると急な坂なのですが、歩くのでむしろ休憩気分になって気が休まります。私がのんびり歩いている横をすでに速いランナーが息を切らして駆け上がっていきます。そんなに速く走ったらしんどいのに、と思いながらもやっぱりこんな坂を走れる人はすごいと感心するのでした。
益子町の田園風景
小川を流れる水の音が聞こえるかな?


峠の給水所
峠の給水所にはいろんな種類のパンや梅干し、バナナ、飴などいろんな食べ物が置いてあり、飲み物も梅水、コーラ、ポカリ、レモン水など多彩です。山の中でもこれですから、起点のエイドはもっとすごいのです。走って消費したカロリー以上に食べ、トコトコと下りに入りました。朝日が木漏れ日となって澄んだ空気を輝かせています。なんと逆走してくる地元の女性がいたので、すみません、写真を撮ってくださいと御願いして後ろ姿を収めてもらいました。
木漏れ日の中を走る
つづく・・・・

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